ウォシュレットから水漏れ!チェックポイントと対処法
普段なにげなく使っているウォシュレットですが、便器やタンクだけでなく、ウォシュレットからも水漏れすることはご存知でしょうか?
ウォシュレットやシャワートイレからポタポタと音が聞こえるときは、水漏れを起こしているかもしれません。
ウォシュレットの水漏れは、トイレを流すときの音などで把握しにくいこともあります。
また、水漏れ箇所は便座からとは限らず、止水栓や元栓からの可能性も考えられます。
今日は、もしウォシュレットから水漏れが起きたらどうればいいか?その対処法をご紹介したいと思います。
安全を確保する
ウォシュレットから水漏れしているときは、水漏れ箇所を確認する前に必ずしなければならないことがあります。
最初にすべきことは止水栓や水道の元栓を閉める作業です。水漏れが起こっているときに栓を開きっぱなしだと、水が漏れ続けます。
放置すると水道料が高額になるので、水漏れを発見したら必ず元栓を閉めてください。
栓を閉めたら、今度はウォシュレットの電源コードとアース線を抜いておきます。
ウォシュレットは電化製品です。万が一にも感電や火災が起こらないよう、必ず電源を落としておきましょう。
どんな小さな水漏れだったとして、自分で修理・確認をするときは必ず安全を確保してください。
水漏れしている箇所をチェック
止水栓・元栓を閉め、ウォシュレットの電源を落としたら、どこから水漏れしているかをチェックします。
ただ、ウォシュレットは意外に複雑な構造をしているため、どうしても原因がつかめなかったり、自分で修理できなかったりする場合があります。
自分では手に負えないと思ったら、すぐに専門業者へ修理依頼してください。
ここからは、水漏れが起きたときのチェックポイントをご紹介します。
- 止水栓や元栓
- 給水ホース(ウォシュレットとトレイタンク近くの排水線を結ぶホース)
- ウォシュレットのノズル
- ウォシュレットのコントローラーや操作パネル
- ジョイント部分
ウォシュレットの水漏れはほとんど上で紹介した箇所から起きます。
また、水漏れの原因は以下のものが考えられます。
- 止水栓や給水管のパッキンやボルトが劣化している
- ウォシュレット本体の経年劣化
- ジョイント部分の緩み
- 水量が多すぎる
- 内部機器の破損
原因はいろいろと考えられますが、1番多いのは経年劣化によるものです。
一般的に、ウォシュレットの耐用年数は7~10年くらいといわれています。購入から7年以上経っている場合、経年劣化による水漏れの可能性が1番高くなります。
購入から10年以上経っているなら、あちこちで不具合が起きても不思議ではありません。メーカーのサポートも終了していることも考えられます。
10年以上使用しているウォシュレットから水漏れした場合は、修理よりも買い替えをおすすめします。
対応可能なケース
ウォシュレットから水漏れした場合、自分で完全に直すことは難しいですが、対応できるケースもあります。
それは、ジョイント部分から水が漏れているケースです。
まず、各部品のジョイント部分をチェックしてください。
ウォシュレットの外側から水が漏れている場合は、付属のナットやボルトなど、各部品をつなぐジョイント部分は緩んでいる可能性があります。
このケースであれば、モンキーレンチやスパナで絞め直すことで、水漏れを完全に止められる場合があります。
ただし、絞めすぎると配管などに圧力がかかり破損することもあるので、少しずつ絞めていきましょう。
また、購入から長期間使っている場合はナットが汚れたり錆びたりしていて、工具を使っても絞め直すことができない場合があります。
そんなときは力任せに絞め直すのではなく、絞め直したい部分を洗ってから水分を拭き取り、ホームセンターなどで売っている浸透タイプの潤滑油を使ってみましょう。
それでも回らない、余計に水が漏れてきたといった場合は、専門業者に連絡しましょう。
サポート期間が残っているなら、メーカーへの相談もおすすめです。
水漏れは放置厳禁です!!
たとえほんの少しの水漏れでも、放置すると後から後悔するハメになります。
水漏れがあるのに放置すると、24時間絶えず水が漏れ続けることになります。
たとえ少量ずつでも、積もりつもって水道代が数万円にもなることは珍しくありません。
それを思えば、出来るだけ早いうちに修理することに越したことはありません。
水漏れを発見し、自分の手に負えないと思ったときは、必ず業者へ修理を依頼してください。